水の都 しゃんどらんど

水の都での日常を記していきます。

メンヘラ、生き延びる 2020/04/09

現実はつらいと思った。

 

現実はつらくて苦しい。いくら1日3食出てこようが暇なときに相手をしてくれる人がいようが、何も変わらない現実はふとした瞬間に心を蝕んで汚染してくる。仕事もあるから病んでいる場合ではないが、こうも目の前に壁がある状態は生きた心地があまりしない。まあ、病んでいるか病んでいないかで言えば健全に病んでいる。手持ちの薬がもうあんしんラムネしかなくなったけれど、それをODするかといえばしないし、自傷もしていない。あ~どうしようもね~と思いながら変わらぬ景色を見つめて煙を吐くだけ。

 

よく見たら手元に安定剤兼眠剤だけ残っていて謎。あんまりこれ飲まなかったんだっけ。今夜は飲もうか。とりあえず残っている薬を容量用法を守って飲むこと以外に打つ手を持っていない。どれだけ薬を飲んでも本当の心の安寧に至らないことは知っている。もっと言えば思い知っている。まあ手持ちの薬を乱用したところでラリらないのも知っている。だから無駄撃ちはしない。無駄なことはやっても無駄だから。振り返った過去が変わらないのと同じように。

 

煙草を口に運んでみる。どうして私は煙草が好きなんだっけ、いつから喫煙者になったんだっけと考える。多分恒常的に吸うようになったのは去年くらいだ。それ以前は吸えと言われれば吸っていた。吸いたくなったら吸っていた。私自身はあまり煙草を敵視していない。敵はもっと他にいるだろうし、体に入れている以上はむしろ味方である。やめろと言われてもなかなかやめたくはないし、やめられるものでもない。ニコチン中毒と言ってしまえば綺麗に終わるが、私は「大人」という身分を楽しんでいると考えている。絶え間ない苦しみにもがいていた頃でも絶対に手を付けられなかったもの。楽しむ権利は数年前に手に入れた。だから好んでいる。永遠に18歳で居たかった瞬間には想像もつかなかった味を嗜んでいる。それだけだから、もう少し許してはくれまいかと思ってしまうね。まあ、誰に言っているのでも無いけれど。

 

生存2020/04/09。

あしたもあなたに会える体。