水の都 しゃんどらんど

水の都での日常を記していきます。

退職して引っ越しした

■退職した

大した話ではなく、アルバイトを辞めたというだけの話。

syarlathotep.hatenablog.com

 自分語りアドベントカレンダーの初日に載せた上記の記事のバイトを辞めた。まずは、バイト②の家電量販店の中のカフェを1/15日付けで。バイト②は締め日が15日なので、中途半端になるのも嫌で15日にした。一応家電量販店としては大手からなのか、はたまた古の店だからなのか、書類手続きが必要だったので退職願というものを渡された。この後退職届を書くのだろうかと思っていたが、願だけで終わった。

まあその退職願も主任の手によってシュレッダーにかけられたりしましたが。

 

 普段はパートさんに対して高圧的で子供っぽい主任が縮こまって私のところに来たかと思うと、「自分の手違いで本社に送る前に退職願をシュレッダーにかけてしまったからもう一度書いて欲しい」とお願いに来たのだ。笑顔で対応したが、内心普段からそれくらい謙虚で居ろよと思ったし、書類を重んじてる割にそういうことが起こるのってつまりは書類は体裁に過ぎないんだろうなーとも。どうでも良かったのでさっさと書いたら、新住所について「高そうなところに引っ越すんだね~」なんて言及されたのでうるしらFF(※うるせ~~~~知らね~~~~FINAL FANTASYの略です)になった。個人情報についての感想、不要です。しかも退職願の届け日の日付を間違えたので訂正印を押すと言ったら「あー大丈夫!」と言われたのでマジでザルだった。ウケる。

 

と、退職に際しての手はずはこんなもの。肝心のカフェの中では、他のバイトさんやパートさんから「もういなくなっちゃうんだね、早いねぇ」だったり、「頼れる戦力だったからこれから不安だわ」だったりと色々な声をかけてもらって、最終日の前日には「オープンから一緒だったから」とみなさんからのプレゼントということで、猫のポーチをいただいた。現場猫にふさわしいな、と思った。

今まで働いてきたところではこんな風なねぎらいをされたことが無かったため、若干潤んでしまった。私ってそんなに頼りにされてたんだな、と。頑張ったなあと思って、お礼を言って、最終日にも挨拶をして帰った。そのあとは、制服を洗って主任に返却して終わり。制服の返却をしに旧バイト先に向かったときにカフェの方を見たら、お客さんで行列が出来ていた。レジに立っているのは売り場のレジと兼任のバイトの方で、きっと奥にいるのはパートのおばちゃんの誰かだろうと思った。次から次にきて止まない注文と、補われない人員。彼女らはきっとこれからも人手不足に唸ったり、あまりの暇さにぼけーっとしたり、そんな風に日々を過ごすのだろうな、と思った。そして、理解の無い主任から売上の良し悪しを告げられて、良いときは忙しいのに人が足りて無くて、悪いときはどうしようもないのに嫌味ったらしい言葉をかけられて。もう私は手伝うことも関わることもない。出来ない。ただ、店員さんに優しくする気持ちだけは忘れないようにしようと、猫のポーチを抱きしめた。

 

 

note.mu

↑ちなみに、これまでやってみたバイトのことをまとめた記事をnoteで有料公開してみたので、興味があればどうぞ。

 

 

 

そしてバイト①。こちらは1/31付で辞めた。最後にシフトに入ったのは20日で、その後は代打があれば入ろうという感じでとりあえず有給の消化をお願いしていた。結局代打で入ることも無くするりと退職した。こちらも12月に入ってからどんどん人件費削減が行われていて、もう破綻が見えているなと思った。昨年10月から移動してきた店長がともかく無能なのだ。卒業生として何人か辞めるため、送別会を行ってくれるらしく、まだグループLINEは抜けていないものの、そこに貼られるシフトは悲惨極まりない。どの時間帯も平気でワンオペが行われていて、かつ取り扱い商品がまた一種類増えた。シフトが出る度に店長は長文の張り紙をしていて、最初こそそれは誠意からの謝罪だろうと思っていたけれど、幾度となく繰り返されるうちに薄っぺらいものにしか見えなくなった。「今回も削ってます」、「ご協力お願いします」、「まだ削るかもしれません」、「売上が戻ったらシフトも戻ります」、「シフトを戻すためにはしないといけないことがたくさんあります」、……。

虚しいな、と思った。私の見える範囲では、誰も仕事をサボったりしていない。どれだけシフトを削られても、みんな健気に働いている。それでも労働環境はどんどん悪くなって、このバイトの稼ぎだけでは生活を賄えない人たちがどんどんダブルワークに走って、シフトを埋める人員がいなくなっている。悪循環極まりなくて、人件費を削るってこういうことなんだなと目の当たりにしていた。引っ越しに際して要らないものの処分でゲーム類を少し売ったが、そのときに私のあとから入ってきたバイトさんも次は契約更新をしないと言っていた。また人が減る。人が減ると新しく人を雇わないといけなくなる。面接をして、新しく入ってきた人を教育して、時間もお金もすべてのリソースが持っていかれる。目先の人件費を削ることでその場をしのいで、既存の人間を蔑ろにして、その後余計にお金がかかる。あ、これ大学の講義でやったわー、長期的な成長が見込めない企業の典型例じゃーん、みたいな気持ち。潰れないと良いですね。それはそれとして、送別会は楽しみ。

 

 

 

■引っ越しした

1/31で前の家を引き払った。もともと契約が2/14までだったので、あまり変わらないし、家賃の日割りが面倒という理由で1月いっぱいにした。いやぁ、まぁ、引っ越し、とてもキツかった……。主にメンタルが。

家にものが多すぎてどこから手をつけていいのかわからなくて時間だけが過ぎていき、あれよあれよと言う間に引っ越し1週間前。ダンボールはひとつも作っていない。というか、ダンボールの発注すらしていない。どうすんのこれ?と思いつつ、とりあえず書籍周りからちまちまと片付けた。……が、本が多すぎて本当にたまげた。本だけに。大部分を実家においてきたし、かなり前に相当数売ったはずなのにそれでも大きなダンボール1箱には収まらない。つらかったのでまた売った。ブックオフオンライン、処分もしてくれるので便利です。漫画もかなり絞って、これからはKindleで買うようにしようと誓った。パンフレットや雑誌類も、買うものを絞ろう。そんなことを思いながら引っ越しの進捗はほぼなかった。ほぼ4日くらいでなんとか引っ越し作業を終えた感じ。服が邪魔で仕方なかったのでかなり売ってみたら、リサイクルになると言われてほぼすべて1円買い取りとかだった。あ、有料引取にはならないのか~よかった~みたいなことを思っていたけれど、現状着る服がなさすぎて笑う。冬物の処分セールにでも繰り出そうか否か。

 

 

引越し先は港区で、このブログを読んでいる人にはわかるだろうけれど、私は大学を辞める予定。そのため、選択肢としては人の家に転がり込むか実家に帰るしかなかったが、実家に帰るというのはあってないような選択肢なので、人の家に転がり込む形となった。のは良いのだけれど、一応一人暮らし用の家なので、自分のものはかなり処分しないといけないよなあ……と思いつつ諸々の手続きとかに走り回ってメンタルが終わっていたので同居人にめちゃくちゃ八つ当たりした。結果、家の引き払い日に同居人が引っ越しを手伝ってくれた。

大型家電って基本的には製造から2年以内じゃないと値段はつかなくて、うちにあるもので値段のついたものは洗濯機と録画用のレコーダーだけだった。2つで4,000円。それこそハードオフとかに頼めばもう少し値段がついたのかもしれないが、直近で出張買取に来れるのが2月に入ってからと言われたので、適当にググってクソ怪しい業者に頼んだ。結果、諸々の処分を5万円でしてもらった。私は心身ともに終わっているので、メルカリでちまちまと取引をするようなことは出来ないし(そもそも売れるかすらわからないし……)、体力も無いから自治体の処分制度を使って安く済ませることも無理だと踏んでいたので、引き取りに関しては有料になる覚悟していて、その予算として年末年始鬼出勤して現金を準備していた。予算額ぴったりだったのでお願いして、その場で取引を終わらせた。その話を、というか大型家電を処分したという話を同居人に報告したところ、ぼったくられていると言われて疲れも相まってブチギレた。同居人の言い分は正しかったけれど、手伝っても金銭的支援をしてるわけでもない奴にそんな風にたられば論を振られたくなかったし、「自分ならこうした」みたいな話をされてもそれが出来ないから自分で準備した大金払ったんだろとキレ散らかした。無事に仲直りのようなものはしたけれど(しないと2/1から家なき子になるため)、じゃあお前手伝えっつって手伝わせた。理不尽極まりないね。でも同居人は私がいないと駄目らしいので遠慮なくメンヘラぶちかましている。

 

同居人には掃除をさせつつ、荷造りをした。ひいひい言いながら片付けをして、そういえばこの家に引っ越してきたときも全然荷造りが出来てなくて母親に叱られながらダンボールに詰めていたっけなんて思い出した。私は昔から片付けが出来なくて、よく「ものを分類すれば片付くんだよ」と言われるけれど、「分類できないもの」が大量に発生することと致命的に空間認識能力が欠けているのが手伝って、収納というのが出来ない。どれだけ家に便利なものがあっても、座っているか寝ているところの傍に無ければ使わない。よって日用品の大抵は床に散らばっていて、汚い家が完成する。なんでここまで分析は出来るのにお片付けは出来ないんでしょうか……世界七不思議ですよこれは……。

家の換気扇が死ぬほど弱いせいで水垢やカビがやばかったので、そこの掃除を任せてダンボールに詰めて、荷詰めが終わったらヤマト運輸に電話をした。2,3時間で集荷に来てくれるということで待っていたら、5分ほどで電話がきて、近くに居たようなので集荷してもらった。1万6千円くらい。あとは掃除をして、不動産に連絡して鍵の返却とクリーニング代の支払いをして終わり。ちなみに、テレビは友人に譲る予定だったのに友人に譲れないまま引き払い日を迎えたため、同居人に持たせて電車で同居人の家に向かった。

 私も手伝って持ったけどめちゃくちゃしんどかった。テレビは箱も無しに手運びするものじゃないという学びがあった。ところでこのテレビ、欲しい人いませんか?2万5千円から売りますよ。詳細欲しかったらDMかリプライください。

 

終わった感を出しつつ、次の日自分の荷物が11箱届いたときは死ぬかと思いました。普通に引越し業者を使ったほうが安かったかなと思う反面、値切れるような引っ越し業者ってものの処分の見積もりもザルだからボラれるんだよなあと思う。ざっくり計算して10万円くらいかかってるね。首都圏の引っ越しと考えるとどうなんだろう。私のすごいところは普段キャッシュレス生活をしながら現金で10万円程度支払っても尚次の引っ越し用の貯蓄には手をつけていないところなんですよね。いやーすごいな私。

その気になればゲームハードを売りさばいて現金化も出来るけれど、そこまで切り詰めなきゃ駄目になったらもう終わってますね。ゲームの出来ない人生なんて価値がありません。

 

 

■現状

ダンボールに囲まれながらそこそこ快適に暮らしている。これをそこそこと表現するとバチが当たりそう。職無し卒業予定無し演劇をやってるだけのニートなので、気が向いたら起きてご飯を食べてゲームをしたり昼寝をしたり文章を書いたり稽古に行ったり、そんな感じ。タスクの消化もしつつ。

同居人は稀有な人間で、私が一日暇しているのにご飯を準備していなくても怒らないし、一日ぐーすか寝ていても褒めてくるし、不思議。「愛されてるね」と言われると思うけれど、痛くないと愛と感じられない身体になった私には不思議な感じ。でも楽しいから無意味に見詰めたり、ゲームしよとかここ出かけよとか誘ったりもする。めちゃくちゃ喜ばれる。不思議。

そんな悠々自適な生活をしていたら、心なしか顔つきが良くなって、化粧のノリもよくなった。いや、肌はもともと綺麗な方なんですが(照)。ふとんの外はあぶないので、もう少しこんな感じでいたい。少しだけね。まだやることもやりたいこともたくさんあるから。

そうだ、そういえば最近死にたいってあまり思わない。薬も順調に飲んでるし、心を蝕んでいたいくつかのものから解放されたのも手伝っていると思う。あとは、ここで止まらずに自己実現をしなきゃなあとおふとんの中でごろごろしている。死にたいと思うことはとてもつらいことなので、思わないに越したことは無いし、あとは根底にある「何かあっても死ぬだけだから別にいいか」という考えがどうにかなればなあと思う。そのためには”私はなんとか出来る人間”という後ろ盾が必要なので、早いところ失った人生を取り戻そうね。

 

 

 

■乞食

すでにたくさんいただいておりますが、こういうのはテンプレだと思っているのでやります。みなさまからの退職祝&転居祝お待ちしております。

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