水の都 しゃんどらんど

水の都での日常を記していきます。

しゃみだし斜に構えちゃうか

なんとなく駄目な日だったので、予定をキャンセルしてぼけーっとした。気持ちの波も激しいし、ずっしりとした落ち込みではないものの無力感とふとした瞬間に涙が出てくるみたいなのがあるから、まあ疲れてるんだろうなと。おくすり無くなったから明日は出かけないとなあ、あとは引っ越したから病院の紹介状も書いてもらわないと、それから美容室にも行かないと、ああでもセリフ入れしないと、……。

 

そんな感じの毎日。一応時間を取ってPerlの勉強もしてるけど、まあ、あんまり進捗度合いは良くない。初学者なんだから仕方ないよと思いつつも、3月で親の扶養外れちゃうし焦りますね。必要以上の焦りは不要。

 

 

昨日、久しぶりに同期の家に行った。都内に引っ越してからも毎日のように埼玉の稽古場には通い続けていたけれど、稽古の終わり時間が21時なので稽古後のご飯とかはすっかり行けなくなっていた。時間もそうだけど、交通費でお金もカツカツだし。

同期の家に行ったと言っても遊びに行ったとか飲みとかではなく、各々スタッフとしての作業をしながら、あとは息抜きにみんなでお菓子とジュースを貪りながらだべる。この年齢になると出るのは愚痴とくだらない下ネタばかりで、気を遣わずに脊髄で話せる。アイツやばいよねーとか、みんな大変だよねーとか、そういうの。久しぶりにやると話したいことは山積みで、ぐだぐだしていたらどう頑張っても最寄り駅までの終電に間に合わない時間になってしまった。行けるところまで行ってあとはタクシーかなあとか考えていたら、東京に住んでいて車で稽古に来ていた同期が家まで送ってくれることになった。一般道で1時間くらい。他愛もない会話とか、踏み込んだ会話とか色々した。

 

 

大学卒業しないよって話、その同期にはしていたはずなのだけれど、どうも多忙と話したときは酒を飲んでいたのせいか、彼は覚えていなかった。なので、改めて話した。どうしてかと、どうするつもりかを、ゆっくりと自分の言葉で。彼は驚きはしていたけれど静かに聞いてくれて、最終的には「まあでもそう決められたなら良かったんじゃない」と言ってくれた。うん、と言った。あとは、最近自分に起きた変化の話とかをちらほらと。

 

 

「いやー、私気がついちゃったんだけどさあ、自分に対して毒づいてくる人って本当に毒でしか無いんだよね。びっくりするくらい言いたいことばかり理想論ばかり押し付けて満足して帰ってくの。バイトしてるときにそういうおじいちゃんおばあちゃんめっちゃいたから、それと同じだなーとしか最近思えなくなったんだよねえ。そりゃ正論は言ってるけど、方法がどう考えても大人気なかったりそういうことをしてる自分に酔ってたりで、私のことを助けるのが目的じゃないんだよ。そんなの気にするだけ無駄じゃんって思った瞬間に、なんかちょっと人生楽になっちゃった。初めて人の話を右から左、頭の中で鼻ほじって聞けるようになったよ。性格悪くなっちゃったなーとは思うけどさ」

 

 

いつもは電車で行って徒歩で回る池袋の車道をフロントガラス越しに眺めながらそう話した。不思議な感じ。23時を過ぎていても池袋の横断歩道には人がたくさんいて、彼らはいつ眠るのだろうかと思った。私は今にも寝そうなのにな、と。

同期の返事は関心した声で「うちの同期でそういう風に受け止められるのって珍しいよね、なんだかんだ言いながらみんな気にしてるじゃん」とのことだった。そうだねって言って、みんな本当、人が良いよと笑った。毒を持っている人間の話なんて聞くに値しないよ、だって毒が入ってるし。この世には、同じ話をするのでも、毒を入れずに話せる人はいる。いるから、ヘラヘラ笑ってそっすねーと言いながら今日の晩ごはんの献立でも考えていれば良いと思う。実際そう出来るかは別として、それくらいの気持ちで良いよと言いたい。

 

 

楽に生きて何が悪いんだー!と高らかに叫んでいきたい。社会は厳しいお前は自分に甘すぎるとか言うくせに、じゃあ無能なゴミなんで死にま~すwっつっても死ぬことすらままならなくて、今日もゾンビみたいな動きでなんとか生きている。どいつもこいつもうるせえなあ、私の人生に責任持ってくれるわけでも口座に金振り込んでくれるわけでも無いのに偉そうにしやがってよお、くらい口が悪くなってきた。いや、口はもともと悪かったけれど、”いい子”はもうやめにしよう。だって私は、もう”いい大人”にならなければいけないのだから。

 

 

とはいえメンヘラ見習い、明日も自分の命を人質に世界に脅しをかけて生きていきたいと思います。華麗に苛烈に冷徹に生きて、美しく散るのだ。目下の目標は超絶美人な高給取りエンジニアになること。初任給でネイルケアに行って、その次のお給料で脱毛に行きたい。叶うかな、叶えよな、叶えような。いつ死ぬかなんてわからないんだから、ふわふわした夢も具体的な夢も、それを叶えるプランも持とう。それがそのうち生きる意味になって、そしたらきっと死ぬ理由を数えることは忘れてしまうだろうから。

 

 

なあフォロワー、頑張って生きるからさ、明日も愛してくれよな。